ダイヤモンドの4つの評価基準の中で、カットは唯一、ダイヤモンドそのものへの評価ではなく、加工技術への評価になります。
だからといってダイヤモンドの価値を決める上で補足的な意味合いしか持たない、というわけではありません。
むしろ、4つの基準の中で最も重要な基準であると言ってもいいでしょう。
なぜなら、カットの善し悪しが、ダイヤモンドの輝きを最も左右するからです。
さて、カットの評価方法にも大きく分けて2種類のものがあります。
それは、プロポーションとフィニッシュです。
より大事なのはプロポーションといわれ、一言で言えばカットした形のことです。
この形によって、ダイヤモンドが外からの光をどう屈折し、あなたの目に反射させるかが決まってきます。
プロポーションが良いと、ダイヤモンドの真上からの光は、ダイヤモンドの中に侵入し、斜めになっている底の部分で一度横に反射し、再び反対側の斜めになっている底の部分で上に反射し、クラウンと呼ばれる上部端部分から出た光があなたの目に届くことになります。
クラウンから外に発せられた光は、ファイアと呼ばれる虹色の光となってダイヤモンドを彩ります。
プロポーションが悪いダイヤモンドでは、反射したときに光がうまく拡散せず、一色のい光しか見ることができないばかりか、目に光が反射せず、ダイヤモンドが暗い印象になってしまうことさえあります。
ですので、ダイヤモンドを見るときは大きさやデザインだけにこだわらず、光がどの程度虹色に見えるかもよく調べてみてください。